朝から雨。ホテルの車で駅へ送ってもらった。アンデルマットへの乗車券を買い荷物をチッキにした。雨のホームでの乗り換えが３回もあり、結構面倒な移動を、荷物が少なくて楽した分、荷物の到着時間が遅くて気がもめる。

アンデルマットのホテル。Tさんはテレビを見ている。ここも 机の近くに差し込みがない。ソファの上にパソコンを置いている。		入り口にでんと大きな犬が･･･犬の置物は食堂に行ったらあちこちにあった。よほど犬好きと見える。

アンデルマットに着いた時は雨は降っていなかった。ホテルに落ち着いて、写真を撮ったりした。部屋は広いが使い勝手がよくないと、Tさんは言う。ソファの前にテレビがあればいいと思うのに。

町の様子を見に出かけたら雨が降り出した。コープで買い物をし、教会により、駅と駅の近くにあるアイによった。

駅の電話番号を聞いて夕食後、デザートの前に電話をしたが荷物はまだとどいていない。Tさんはアメリカで２度、メキシコで１度荷持が遅れた経験があるそうで、あまり動じない。私は初めての経験であわてている。パソコンは手荷物で持参しているが、もっと持って歩かなければいけないものがあったのに。

アンデルマットはポントレジーナより暖かだと思っていたが、雨で思いのほか寒い。風邪をひかないように注意しよう。おいしい夕食をたべて、満腹。明日の予定がたたなくて困るなー。

５，０００歩

今日も朝から雨。ほんとに天気についていない。駅へ９時半に行ったがまだ荷物は着いていなかった。あまりに寒いのでお店でセーターを買ってウインドウブレーカーの下に着た。それでも風はつめたいし、傘はおちょこになってまともにさすことができない。

駅へ行く途中で５頭だての馬車が出発するのを見た。Airoloへ行く馬車らしい。		馬車をぎょする２人

悪魔の橋を見てゲッシェネンまで歩くことにした。悪魔の橋は一番風がつよく、写真をとったらすぐにトンネルにもぐり込んだ。でもトンネルを歩くのは気持ちの良いものではなかった。

	雨の中、あたたかい上着がなくて、買ったセーターも含めて６枚も重ね着して歩いた。いくら歩いても汗をかかなかった。風が冷たく、それにしてもなんと寒い日！
悪魔の橋 風が強く傘をさすのが、むつかしかった。	トンネルをぬけてようやく遊歩道を歩くことができた。景色はいい。のぼりはほんの少しでほとんどが下りのらくなみち。

雨の中を歩いている人なんて誰もいない。でも車道をぬれながら上って行く自転車の若者や夫婦には会った。雨の中でも景色は悪くなかった。ケッシェネンの駅は早くから見えているのに、大回りしないと着かなかった。ゲッシェネンのカトリックの教会に入ってみた。

暖房してある駅のベンチで持参の食事。クラッカーにチーズをはさんで食べた。帰りは二階建てのバスに乗った。アンデルマットの駅に寄ったら荷物がやっととどいていて、２人でゴロゴロ押しながらホテルに帰った。「この荷物ゲッシェネン経由で来ているよ。だから遅かったのだ」とTさんがあきれていた。

アンデルマット行の２階建てのバスからゲッシェネンの駅をのぞむ。電車は不通。バスの所用時間は電車の倍で１０分。	教会の近くで見かけたネコ。今回の旅行で初めてのネコの写真。のらのようで近づくと逃げた。柵の向こうのこの場所で、もうつかまらないよと悠然としていた。

３時に近くの教会の鐘が鳴り出した。それまでうとうとしていたのだが、鐘の音に誘われてすぐにホテルをとびだした。教会には何もなかったので、私は敷地内の墓地でエーデルワイスの写真を撮った。ホテルに帰って写真をTさんに見せると、少しぼけていると言い、もっといい写真をとりに行くという。一緒にでかけた。エーデルワイスに似ているけど違うよ、とTさんが言うエーデルワイスは群生して咲いている。

アンデルマットの教会の墓地のエーデルワイス

野に咲くエーデルワイスより花が大きい

夕食のデザートのお皿がエーデルワイスの花の模様で、この写真はわりと似ているような気がする。野に咲くエーデルワイスは写真でしかまだ見たことがない。たくさんの野の花を見ながら、岩肌のみちも歩いているのに、エーデルワイスを見つけることができないのは何故なのだろう？３時には雨がやんでいたのに、また降り出した。ホテルの窓からTさんが氷河特急を見つけて撮影。

沢山歩いたので夜の食事はほんとにおいしかった。このホテルは食事がいいと、２人の意見が一致。めずらしくTさんの方が先に寝てしまった。

１８２００歩

峠巡りに出発する前にセーターを買ったお店で帽子を買った。帽子をなくしてふさいでいる私にTさんはスイスで買った帽子の方が似合うよと言ってくれた。

アンデルマットのアイに９時前についたら、まだしまっていた。峠巡りの切符は９時１５分過ぎにならないと買えなかった。

２人で半額のパスを使って１０５フランと高い。

写真左はフルカ峠 から氷河を望む写真。氷河の見学にはお金が必要だった。時間もないので眺めて写真を撮るだけにした。

フルカ峠のパノラマ

中央より左はミシャベル山郡。 中央にマッターホルンの頭の部分が見える。

フルカ峠には日本の団体のバスが２台来ていた。私たちはここでは下りたのと同じバスに乗ることになっている。トイレに行きたいのに、０．２フランが２枚必要で、バスの運転手さんに小銭に替えてもらった。

グレッチ駅に蒸気機関車がやってきた

蒸気機関車を写そうとカメラを向ける人たち。Tさんも私も写真を撮るのに夢中。		蒸気機関車が終点のグレッチ駅に停まり、乗客がおりてきた。このときTさんはけむりをはいている機関車のすぐそばまで写真を撮りに行っていた。

写真右は二つ目の峠グリムゼル峠。グレッチで２台目のバスに乗り換えた。

峠の少し前でバスが止まったとき、峠と間違えて私は写真を撮りにバスからおりた。そしたらすぐにバスのドアが閉まってびっくりしたのなんのって。私はあわててドアをたたいて開けてもらった。

マイリンゲン出発は２時１１分。ここでの時間が一番長い。マイリンゲンには２年前の思い出がある。あのときと同じ店に入って、私はスープ、Tさんはビールを注文した。

マイリンゲンで３台目のバスに乗り換えた。マイリンゲンの駅のトイレもお金が必要だった。1/2×１とある。小銭は沢山あるのに、朝、1/2フランを.両替してもらって、持ち合わせがなかった。ついていない。駅で1フラン出してトイレに行きたいと言ったら、1/2フラン２枚とかえてくれた。

天気に恵まれ、素晴らしい景色の峠巡りだった。昨日行ったゲッシェネンもアンデルマットも今日の方がだんぜん景色がいい。

ホテルに帰って、Tさんは悪魔の橋までひとりで出かけたが、１時間もしないうちに戻ってきた。私は６時１５分からのミサに行ったが、少し遅刻した。

６,４００歩